保育士試験の子どもの食と栄養から、糖質の吸収でんぷんVERを説明編
保育士試験の子どもの食と栄養から、今回は糖質の吸収を説明します。口から食べた糖質は消化酵素が、膵臓・小腸・唾液から分泌され、その作用で体に栄養として吸収されます(*^_^*)
糖質の吸収ですが、でんぷんの吸収方法と、ショ糖の吸収方法と乳糖の吸収方法は違います。(>_<)
ということで、今回はでんぷんに絞って解説します。
- 保育士試験の子どもの食と栄養から、糖質の吸収 でんぷんVER編
- 糖質の吸収。①唾液の唾液アミラーゼ消化酵素が働く
- 小腸の十二指腸で膵アミラーゼによる分解
- 腸液による糖質の吸収が回腸で行われてる
- 保育士試験ポイント。糖質の吸収、でんぷん編のまとめ。
保育士試験の子どもの食と栄養から、糖質の吸収 でんぷんVER編
今回は、保育士試験の子どもの食と栄養から、糖質の吸収を取り上げます。
まずは、私が書いた普通のからだです。絵が下手ですいません。笑
ここに、食事が通っていく各器官を書きます。
この各器官ですが、どこからが小腸で、どこからが大腸なのか。をまずは説明します。
糖質をたべた時の体内の吸収については、でんぷんと、ショ糖と乳糖で方法が違うので、今回はでんぷんを説明します。
さて、糖質の消化吸収の前に、各臓器のどこからどこまでが、小腸で、大腸なのか。ということを、まずは説明します。
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小腸は十二指腸・空調・回腸。大腸は盲腸・直腸・結腸
小腸は、十二指腸と空調と回腸にわかれています。
また、大腸は盲腸と直腸と結腸にわかれています。
※厳密には、小腸と大腸を繋ぐ回盲部やS状結腸とかもありますが、栄養学なので、このくらいでOK。
糖質の吸収では、小腸が大活躍することになります。
ちなみに、大腸は水分の吸収が主な役割で、栄養の吸収面での働きは少ないです。
それでは、具体的な糖質の吸収を説明していきます。
ここからの内容は私のYouTubeのチャンネルでも同じ内容を説明しています。
糖質の吸収。①唾液の唾液アミラーゼ消化酵素が働く
ここからは、実際に、糖質を食べたときの消化吸収の流れを書いていきます。(*^_^*)
糖質ということで、炭水化物の吸収と思ってもらえればOKです。
まず、口から食べた糖質は最初に、唾液の唾液アミラーゼ(糖質消化酵素)が働きます。
そして、食道を通り、次は小腸にいくことになります。
小腸の十二指腸で膵アミラーゼによる分解
その後、小腸の十二指腸にて、糖質は膵液(すいえき)の膵アミラーゼによる分解がされます。
膵アミラーゼも糖質分解酵素です。
・・・・で、ここで気になる方もいるかもしれませんが、
もちろん、膵液は小腸でなく、膵臓から分泌されます。
それがどうして、小腸で作用しているのか、を説明します。
腸液による糖質の吸収が回腸で行われてる
小腸の回腸では、腸液による糖質の吸収がされます。
で、この腸液ですが、糖質消化酵素としての作用は回腸で働くことになりますが、腸液の分泌は空腸でされています。
では、
腸液のもつ糖質消化酵素は3つあるのですが、でんぷんに働くのはマルターゼです。
でんぷんに作用するのは、マルターゼ。ブドウ糖に戻す
腸液のもつ糖質の分解酵素は、マルターゼ・スクラーゼ・ラクターゼの3つありますが、
でんぷんに対して働く、腸液の糖質分解酵素はマルターゼになります。
このマルターゼがどのような働きをするのか。というと、
たくさんのブドウ糖の結合でできていたでんぷんを、単糖類としてのブドウ糖に戻します。
手を繋いでいたのを取る感じですね。
これは、単糖類に分解されないと、体に吸収することができないからです。
よって、回腸にて、糖質はマルターゼの糖質消化酵素の影響を受けることで、ブドウ糖の単糖類に生成されて、体内に吸収されることになります。
・・・私は丸いブドウって覚えました。笑
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