ほいのーと保育漫画

自作のミニ漫画で保育士試験9科目・実技の内容や保育士の仕事を書いています。

世界人権宣言をイラスト付きで簡単にわかりやすく説明します。

1948年の国際連合で採択された世界人権宣言を、イラスト付きでわかりやすく説明します。

世界人権宣言は、子ども達の平等や、差別がない社会、自由な権利をうったえた宣言なんです。

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世界人権宣言は、1948年の国際連合で採択された。

世界人権宣言は、1948年の国際連合で採択されました。

ちなみに、連合の前の国際連盟は、第2次世界大戦終戦とともに解体されて、1945年に国際連合として再集結します。

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世界人権宣言は、子ども達の自由や、子ども達の権利について、明確に宣言したものです。

けど、【宣言】なので、絶対守ってよ!!って加盟国に義務づけることはできないものなんですね。

けど、こどもの尊厳の世界基準として、今日でも充分な存在感がありますよ。

やさしい言葉で書かれた世界人権宣言

世界人権宣言は、フランスでの宣言なので、日本のものが原文のままではなく、日本のものは訳したものです。

で、文部科学省のHPに、やさしい言葉で書かれた世界人権宣言があります。

【資料】『やさしい言葉で書かれた世界人権宣言』:文部科学省

第1条(世界) 子どもたちは生まれつき、だれもがみな自由であって、いつもわけへだてなくあつかわれるべきです。

 (原文) すべての人間は、生れながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である。人間は、理性と良心とを授けられており、互いに同胞の精神をもって行動しなければならない。

このページで、世界人権宣言を読んでみると、難しい言葉が出てこないし、そもそも短いので、とってもおすすめです。

世界人権宣言の第1条は、いきなり、一番大切な、子ども達の尊厳と権利の平等についてが書かれていますね。

尊厳の意味は、もっとも大切にされること。
という意味で、ヒトの尊厳は、その人がその人らしくいることができることですね。

第1条では、子ども達が、平等で、あるがままに受け入れられるように書かれています。

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子ども達は、自由で平等

世界人権宣言では、こどもたちの自由と、平等についての記述がとても多いです。

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けど、その自由と平等が何についてなのか?もしっかりと書かれているのです。

・子ども達の心や考えについて

・宗教の自由について

・発言の自由について

・子ども達は、奴隷や、拷問を受けないことについて

・人種で差別がなことについて

・そもそも法の下に平等であることについて

子ども達の尊厳を守るためには、守られるべき、平等と自由の内容もたくさんあるんです。

君も、家族も、受診することや、食糧が補償されるよ。

病院に行けること、ごはんが適切に食べられることは、この時代、誰もが当たり前のように受けることができるものである必要があります。

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それは、こどもたちだけでなく、こどもたちを囲む大人、家族たちも平等に扱われるべきことですね。

・病気から守られること

・飢えから守られること

また、婚姻関係に関わらず、子どもを産もうとしている母と子は養護されること。

このように、物によって尊厳を守ることも、世界人権宣言は示しています。

日本では、生活保護法や、こどもたちへの手当などが当たります。

勉強する権利がある。

世界人権宣言では、義務教育についても明記しています。

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初等教育(日本でいう小学校)は、無償で、義務が良いこと

・宗教や出身に関係なく、仲良くすることを学校で教えてもらうこと

・学業が開かれたものであること。(学業選択の自由。)

・仕事は自由に平等に選択することができること

世界って、小学校に入る年齢とか、中学校があるかどうかとか(いきなり高校とか)、結構バラバラです。

けど、この初等教育の無償化と、義務教育化はかなり浸透しているんですよ。

人種、性別、言語等で差別されない。

これは、世界人権宣言の最後の言葉ですが、この世界人権宣言が、どの人にでも平等に与えられるように補償する文章になっています。

すべて人は、人種、皮膚の色、性、言語、宗教、政治上その他の意見、国民的若しくは社会的出身、財産、門地その他の地位又はこれに類するいかなる事由による差別をも受けることなく、この宣言に掲げるすべての権利と自由とを享有することができる。

さらに、個人の属する国又は地域が独立国であると、信託統治地域であると、非自治地域であると、又は他のなんらかの主権制限の下にあるとを問わず、その国又は地域の政治上、管轄上又は国際上の地位に基づくいかなる差別もしてはならない。

【資料】『やさしい言葉で書かれた世界人権宣言』:文部科学省

人種が違っていても、性別が違っていても、ここに書いたことは、変わらずに、みんなが持って良い権利なんだよ。

ということを、最後に教えてくれる文章なんですね。

世界人権宣言が教えてくれること。

世界人権宣言は、言葉や宗教などが違っても、

同じように勉強できたり、
ちゃんとご飯がたべられたり、
すきなことを話して、おだやかな生活ができることは

当たり前のように、全員のこどもにあるべき権利。ということを教えてくれます。

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こどもたちは、自由に生きることが出来る権利があって、それは国に補償されるべきです。

また、それが国で補償されないときのために、国家間での助け合いの関係もあるんですね。


世界人権宣言は、いまの同性婚問題にぜひ聞いてほしい宣言でもあるし、

北米の【壁】問題にも、ぜひおすすめしたい宣言ですよね。

世界人権宣言のポイント

それでは、今回あつかった、世界人権宣言についてポイントをまとめます。

いつ・どこで・何のために・何した?コーナー

世界人権宣言は・・・・
いつ? → 1948年
どこで? → 国際連合
何のために? → 子ども達の生活や教育を良くするために
何をした?→ 基本的人権をふくんだすべての人の人権の保障して、児童には教育の権利や、生活を保障

ジュネーブ宣言は、第1次世界大戦後、世界人権宣言は第2次世界大戦後

子ども関係の国際的なものには、

1924年ジュネーブ宣言 (児童の権利に関するジュネーブ宣言)

1948年の 世界人権宣言

1959年の 児童権利宣言 (児童の権利に関する宣言)

1989年の 児童の権利に関する条約 (こどもの権利条約)

があります。

で、ジュネーブ宣言は、第1次世界大戦で、子ども達が多く戦争に出て、巻き込まれてしまったことで、子どもの権利を保障した内容でした。

今回の世界人権宣言は、あたらしい世の中に向けて、子ども達の勉強の自由など、身体だけでなく、心の意味も込めた自由が宣言されています。

ここからの

1959年の児童権利宣言では、児童の幸福追求権の補償

1989年の子どもの権利条約では、こどもがやっと主体性をもって、権利の行使者として行動することが明記され、かつ、条約として、批准するものとなるのです。


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