保育士試験から子ども家庭福祉の勉強方法と出題傾向。2019~
保育士試験から児童家庭福祉の勉強法と出題傾向について、今回の記事で書いていきます。私は2016年の保育士試験を一発合格していて、児童家庭福祉の出題範囲もいくつか当サイトで解説していますが、2019年の前期保育士試験はいままでの出題傾向を一気に覆す内容でした。
今回の記事では、子ども家庭福祉の勉強方法と出題傾向についてをまとめました。
- 保育士試験から子ども家庭福祉の勉強方法と出題傾向。2019~
- 児童家庭福祉の出題内容の解説まんが記事
- 子ども家庭福祉の出題傾向 児童福祉法の内容と改正歴を学ぶ
- 一人親家庭や障害児福祉等の社会福祉の範囲でもあるところを広く学習する
- それまで簡単だったのに、2019年前期保育士試験で難易度が難しくなり合格者が減ったこと
※子ども家庭福祉は2020年までは児童家庭福祉の科目名称でした。
保育士試験から子ども家庭福祉の勉強方法と出題傾向。2019~
今回の記事では、保育士試験から子ども家庭福祉の科目の勉強方法と出題傾向についてをまとめます。
児童家庭福祉の出題傾向は以下です。
・児童福祉法の内容と改正歴。最重要
・児童福祉施設の職員の配置と種類。最重要
・一人親家庭への支援
・障害児福祉
・非行をした少年の対応などその他の事項
その上で勉強方法は以下になります。
・児童福祉法を理解する
・社会的養護の児童福祉施設の学習と合わせて、職員を勉強する
・一人親家庭や障害児福祉等は、社会福祉での出題範囲でもあるので、広く学習する。
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児童家庭福祉の出題内容の解説まんが記事
当サイトの児童家庭福祉の解説した記事の一部です。
子ども家庭福祉の出題傾向 児童福祉法の内容と改正歴を学ぶ
子ども家庭福祉で一番出題されるのは、児童福祉法の内容と改正歴です。
テキストに載っていないところの条文も読んでください。
児童福祉法は児童家庭福祉の基本です。
児童家庭福祉の科目で児童福祉法の改正歴とかが出題させるのは、他の科目と違って、
子ども家庭福祉が、子どものための福祉を網羅的(全体的)に学習する科目。だからです。
児童福祉法は、児童の最善の利益を守り、児童の権利を守り、児童の権利が行使されることを保障している法律なので、ほかの科目に比べて、児童家庭福祉は児童福祉法との関係性が強いんですね。
児童福祉法の条文には、沢山の児童福祉施設の規定がふくまれています。これは私の記事で解説もしています。このように、児童の福祉を全体的に紹介、規定するのが児童福祉法なのです。
なので、児童福祉法はさらっとでも良いので全文に目を通し、改正歴等はテキストで確実に学習してください。
社会的養護と合わせて児童福祉施設の職員を勉強する
児童福祉法とならんで、児童家庭福祉で最重要で出題されるのは、児童福祉施設の職員の種類と役割です。
このあたりは、社会的養護で、児童養護施設や乳児院などの児童福祉施設の種類を学んでいるので、一緒に学習するようにするとてっとりばやいです。
が・・・ 社会的養護では登場していない職員もあります。
それは、
・民生委員と兼任して地域の児童を見守る児童委員や
・DV被害等の相談にのる家庭児童相談室の婦人相談員
・里親や里親家庭のケアを行う里親支援専門相談員
などなどです。社会的養護には登場しない職員ですが、児童家庭福祉では充分に出題の可能性があるので、児童家庭福祉にかかわる職員は覚えましょう。
保育士試験での社会的養護と児童家庭福祉の違いはココ!
社会的養護と児童家庭福祉は出題内容が大きくかぶっています。
なので両方の科目を受けるときは、この科目は連続で学習したほうが良いです。
けど、社会的養護と児童家庭福祉にも違いがあります。
児童家庭福祉のほうが、児童福祉法の改正歴等も出題されるなど、出題範囲が広いんです。この理由は、
社会的養護 → 親に育ててもらえない児童を社会で養育するシステムの学習
児童家庭福祉 → 両親が仕事、障害児などなど、それぞれの子ども達のための全体的な児童福祉システムの学習
という科目の意味の違いがあるので、どうしても、児童家庭福祉のほうが範囲が広いんですね。
一人親家庭や障害児福祉等の社会福祉の範囲でもあるところを広く学習する
社会福祉の一番面倒な勉強の範囲は、
・一人親家庭
・障害児福祉
・非行少年
などなど、児童の福祉の全体的な勉強が必要なところです。これに関しては、とにかく、テキストで学習して、テキストで出てきた法律名は、ネットで厚生労働省等のホームページからチェックするようにしましょう。
https://www.utautaeveryday1.com/entry/oyano20190321taibatuwww.utautaeveryday1.com
私のサイトでも日々、児童家庭福祉の範囲の記事はあげています。
それまで簡単だったのに、2019年前期保育士試験で難易度が難しくなり合格者が減ったこと
児童家庭福祉は、社会的養護や、社会福祉よりかは、簡単な年の保育士試験のほうが多い科目でした。
だいたい保育士試験で泣くのは、社会福祉。
が、2019年前期の保育士試験で、保育士試験の児童家庭福祉が一気に難しくなりました。
20問中の出題で障害児関係が4問あります。
しかも、実際にいま働いている私だから解けたものの、かなり難しい問題です。
こんなマニアックな出題、なにがしたいんだろう。と思います。
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児童家庭福祉の出題傾向が一気に難しくなった、テキストに載っていない
2019年前期の児童家庭福祉の出題の問題点は、テキストに載っていない内容の出題が約半数あったことです。
なので、出題傾向はテキストに載っていないことまで広がっています。学習するときには、乳児院の指針や、障害児施設の指針等、
厚生労働省のHPなどを見て、原文を確認する必要が出てきました。
次回の児童家庭福祉は問題が簡単になっていることを願いますが、法律や指針は、ざっとで大丈夫なので、原文を確認するようにしてください。
児童家庭福祉など、保育士試験の科目は当サイトで2018年から解説をしていますが、2019年9月からYouTubeでも解説をはじめました。
実際に2019年前期にも出題された、子ども若者育成支援推進法の内容です。