ほいのーと保育漫画

自作のミニ漫画で保育士試験9科目・実技の内容や保育士の仕事を書いています。

大舎制・中舎制・小舎制・グループホームの違いを説明

保育士試験対策で、今回の記事では、社会的養護の範囲から、

児童養護施設における、施設に入れる児童の人数と、

それに伴う、メリットとデメリットについてを説明します。

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大舎制は20人以上の施設が定員の施設

大舎制は、1つの養育する単位について、20人以上の児童数を定員にしている施設です。

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一応、1つの部屋に7人程度のような形で、部屋は分かれているんですが、

生活の単位が、みんなでごはんを食べたりとかで、集団的なんですね。

大舎制のデメリットはやはり家庭的とは言い難いことが多いこと。

大舎制の施設のデメリットはやはり、家庭的な養育とは言い難いことになります。

もちろん、職員の努力も勘案すべきですが、

現在、日本、というより先進国を中心とした世界的に、

事情があって、親族に育ててもらえない児童は、

施設で養育するにあたって、より家庭的な環境で、

養育されるべきである。

という方向性があります。

大舎制の施設は減少傾向にある。

この背景があって、大舎制の施設は、分園をつくったり、

大舎制から、中舎制、小舎制に移行している背景があるので、徐々に減少傾向にあります。

この資料については、ネットで、

「社会的養護の現状について」

と検索すると、1発で、厚生労働省のPDFにあたるので、ぜひ、読んでみてください。

www.mhlw.go.jp

PDFにリンクは貼れないので、厚生労働省の該当ページのリンクを付けますね。

最新版は、平成29年度12月版です。

まだまだ、大舎制も多いですが、小舎制への取り組み項目が設定されていますね。

中舎制は15名前後の定員。やや家庭的といえる。

中舎制は15名前後の児童の定員がある施設です。

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大舎制にくらべると、小規模な養護といえますね。

施設養護と、家庭的養護と家庭養護

今回の記事で扱っているのは、施設養護です。

ちなみに、施設養護は施設ようごでも、家庭的養護は、後日説明する
グループホーム
・小規模グループケア

的が抜けた家庭養護は、里親とか、ファミリーホームの分類になります。

いま、この記事で扱っているのは、全部、施設養護です。

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小舎制は、定員が12名以下の施設。

12名以下ってことなので、12名は小舎制です。

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随分、小規模な施設養護になってきました。

があ、施設を小さくすることは、こどもたちに、より家庭的な養育を提供することができる反面

職員が沢山必要になる。という問題というか、懸念材料もあるんですね。

グループホームは定員6人。これは家庭的養護

グループホーム(地域小規模児童養護施設)は、定員が6人です。

グループホームを家庭養護と勘違いしそうになりますが、

小規模児童養護施設と書かれているように、家庭的な施設養育になります。

いままでは施設養護を説明しましたが、グループホームは、施設養護のなかの家庭的養護

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グループホームの施設の児童人数は、6人です。

これは、6人以下、みたいな書き方はしません。

理由ですが、

グループホームの人数ルールには、

6人(常に5人を下回らない。)
となっているからです。

グループホームは、2000年に誕生した制度

このグループホーム、まだ歴史は浅いです。

だって、2000年にできたばかり。

けど、施設数は多くて、143施設ありますね。

大きな児童養護施設の分園として作られています。

また、グループホームの記事は専用で作成します。
www.utautaeveryday1.com

小規模グループケアってなんぞ?? これも、家庭的養護

小規模グループケアとは、定員6人から8人程度

乳児院なら、4~6人とか違う。)

で、養育を家庭的に行う施設です。


・・・あれ、グループホームとどう違うねん!!ってお話ですね。

これ、グループホームは、民間の空き家とかを使っているので、

もう、ほんまに家に住んでるんですね。


けど、小規模グループケアは、施設の近くとか、施設の敷地内にたつんです。

なので、小規模グループケアのほうは、施設と相互の関係が、グループホームにくらべると、取りやすいんです。


ってことで、小規模グループケアについても、別に記事を書きます。
www.utautaeveryday1.com

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今回の記事で扱った、
・施設養護と、家庭的養護の種類と規模

については、保育士試験の家庭的養護の科目でよく出るので、勉強がんばりましょう。



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