大舎制・中舎制・小舎制・グループホームの違いを説明
保育士試験対策で、今回の記事では、社会的養護の範囲から、
児童養護施設における、施設に入れる児童の人数と、
それに伴う、メリットとデメリットについてを説明します。
- 大舎制は20人以上の施設が定員の施設
- 中舎制は15名前後の定員。やや家庭的といえる。
- 小舎制は、定員が12名以下の施設。
- グループホームは定員6人。これは家庭的養護
- 小規模グループケアってなんぞ?? これも、家庭的養護
大舎制は20人以上の施設が定員の施設
大舎制は、1つの養育する単位について、20人以上の児童数を定員にしている施設です。
一応、1つの部屋に7人程度のような形で、部屋は分かれているんですが、
生活の単位が、みんなでごはんを食べたりとかで、集団的なんですね。
大舎制のデメリットはやはり家庭的とは言い難いことが多いこと。
大舎制の施設のデメリットはやはり、家庭的な養育とは言い難いことになります。
もちろん、職員の努力も勘案すべきですが、
現在、日本、というより先進国を中心とした世界的に、
事情があって、親族に育ててもらえない児童は、
施設で養育するにあたって、より家庭的な環境で、
養育されるべきである。
という方向性があります。
中舎制は15名前後の定員。やや家庭的といえる。
中舎制は15名前後の児童の定員がある施設です。
大舎制にくらべると、小規模な養護といえますね。
施設養護と、家庭的養護と家庭養護
今回の記事で扱っているのは、施設養護です。
ちなみに、施設養護は施設ようごでも、家庭的養護は、後日説明する
・グループホーム
・小規模グループケア
的が抜けた家庭養護は、里親とか、ファミリーホームの分類になります。
いま、この記事で扱っているのは、全部、施設養護です。
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小舎制は、定員が12名以下の施設。
12名以下ってことなので、12名は小舎制です。
随分、小規模な施設養護になってきました。
があ、施設を小さくすることは、こどもたちに、より家庭的な養育を提供することができる反面
職員が沢山必要になる。という問題というか、懸念材料もあるんですね。
グループホームは定員6人。これは家庭的養護
グループホーム(地域小規模児童養護施設)は、定員が6人です。
グループホームを家庭養護と勘違いしそうになりますが、
小規模児童養護施設と書かれているように、家庭的な施設養育になります。
いままでは施設養護を説明しましたが、グループホームは、施設養護のなかの家庭的養護
グループホームの施設の児童人数は、6人です。
これは、6人以下、みたいな書き方はしません。
理由ですが、
グループホームの人数ルールには、
6人(常に5人を下回らない。)
となっているからです。
グループホームは、2000年に誕生した制度
このグループホーム、まだ歴史は浅いです。
だって、2000年にできたばかり。
けど、施設数は多くて、143施設ありますね。
大きな児童養護施設の分園として作られています。
また、グループホームの記事は専用で作成します。
www.utautaeveryday1.com
小規模グループケアってなんぞ?? これも、家庭的養護
小規模グループケアとは、定員6人から8人程度
(乳児院なら、4~6人とか違う。)
で、養育を家庭的に行う施設です。
・・・あれ、グループホームとどう違うねん!!ってお話ですね。
これ、グループホームは、民間の空き家とかを使っているので、
もう、ほんまに家に住んでるんですね。
けど、小規模グループケアは、施設の近くとか、施設の敷地内にたつんです。
なので、小規模グループケアのほうは、施設と相互の関係が、グループホームにくらべると、取りやすいんです。
ってことで、小規模グループケアについても、別に記事を書きます。
www.utautaeveryday1.com
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今回の記事で扱った、
・施設養護と、家庭的養護の種類と規模
については、保育士試験の家庭的養護の科目でよく出るので、勉強がんばりましょう。