ほいのーと保育漫画

自作のミニ漫画で保育士試験9科目・実技の内容や保育士の仕事を書いています。

リカレント教育とは一生涯に教育と就労を繰り返すこと※日本では意味が異なる 保育士試験・教育原理まんが

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保育士試験の教育原理の科目から、今回はリカレント教育を説明します。障害教育とはちょっと意味が違うので見てみてください(*^_^*)


リカレント教育とは一生涯に教育と就労を繰り返すこと※日本では意味が異なる 保育士試験・教育原理まんが

今回は保育士試験の教育原理からリカレント教育についてを説明するまんがにしてみました。(*^_^*)



リカレント教育とは、一度社会に出てからも、就労と学業を交互にすること(フルタイムで。)

リカレント教育ですが、一度、高校や大学を卒業して社会にでてからも、みんなが、生涯、学業に専念するときと、仕事に専念するときなどを繰り返すことを言います。



つまり、


22歳 大学卒業
23歳~25歳 A社に就職
26歳~28歳 大学院で勉強
29歳~35歳 B社に就職 
36歳~38歳 仕事に必要なことを勉強する
39歳~45歳 A社に再就職


のように、フルタイムで、一度社会にでてからも、勉強と労働(隠居生活でもOK)を繰り返すことを言います。



・・・・・が、これは先進国中心の諸外国の話であって、日本は少々意味が違います。


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日本では意味が違う。ということ 日本は働きながらの勉強を推奨している

日本におけるリカレント教育の意味あいですが、文部科学省のHPでも、諸外国とのリカレント教育の認識の違いについては記載されています。


文部科学省の該当ページ
平成7年度我が国の文教施策[第2部 第2章 第3節 2]


日本のリカレント教育は、働きながら学ぶ姿勢が強い特徴があります。

つまり、日本は本当のちゃんとした意味でのリカレント教育はいまいち定着していない。ということです。


OECD経済協力開発機構)がリカレント教育を広めた

どうして教育学に経済協力開発機構とかが関係してくるの(>_<)って、ちょっと嫌になってしまいますが、生涯教育の観点からも、生涯の学びと職業の関連(つまり経済)は切り離せません。


ということで、OECD経済協力開発機構)は1970年代に「教育機会の均等」という報告書を出して、リカレント教育を広めました。(つまり、歴史は案外長い。)


まとめ。リカレント教育とは生涯にわかって、就業と学業をフルで繰り返すこと

今回のまとめです。

OECDの教育の機会均等という報告で広まることになったリカレント教育は、

諸外国を中心に、就業と学業の専念を生涯にわたって繰り返すこととして定着しています。


日本では働きながら学ぶ意味が強いので、諸外国や、本来の意味とは、ちょっと異なっています。


0歳から、生涯ずっと学ぶ機会を持ちましょう。という生涯教育の理念とは違って、リカレント教育にはしっかりと就業との関連性が提起されていることも特徴です。