保育士試験から言語表現の身振り手振りについて【ジェスチャー】
前回はおむすびころりんの台本と読み上げ動画を公開しましたが、今回はジェスチャーについてを、私は現役の保育士なので説明したいと思います。
保育士試験言語表現の身振り手振りについて【ジェスチャー】
保育士試験の実技試験の言語表現から、今回は身振り手振り【ジェスチャー】を説明したいと思います(*^_^*)
まずはポイントがこちらです。
では、順番に説明します。(動画でも説明します。)
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普段の保育園の先生の動作の程度に入れる
1つめのポイントは普段の保育園の先生の動作程度に入れる。ということです。
どういうことかというと、
普段の保育園の先生って(私ですが笑)、
生徒に、「みんな~ 集まってね。みんなで大きな絵を描きましょう。」とか言うときは、
みんなに向かって手招きしたり、適度な動作を入れつつ仕事しているんです。
ということで、先生が
「みんな~ いまからおむすびころりんのお話をするから集まってね~☆」 と、手招きをして笑顔で言っているのに、
お話を始めた瞬間、挙動不審になったら・・・・
それはもう、ホラーですよね・・・・笑
なので、普段の保育園の先生が自然に取り入れる程度のジャスチャー、身振り手振りが、
保育士試験の実技試験の言語試験で必要になってくる。ということです。
そして、このあたりを私は解説できたら良いなあ。と思っています。
登場人物は誰?? 【語り】にジェスチャーは不要!
さて、まずはジェスチャーがお話のどの部分に必要か。ということをお話します。
皆さんは、もう、お話の台本は出来上がっていますか??
私が作った(というか2016年の試験で私が使った)おむすびころりんの台本はこちらです。
で、とりあえず、皆さんが作った台本のなかで、物語に出てくる登場人物を並べてほしいんです。
私の台本でのおむすびころりんの登場人物はこうです。
・おばあさん
・おじいさん
・ねずみたち
・おじいさんに挨拶するねずみ
・おにぎり(物だけど笑)
で、忘れてはいけないのは、この登場人物のなかに、物がたりを話す語りがいることで、この語りは自分自身ですね。
ということで、登場人物は正式にはこうなります。
・語り
・おばあさん
・おじいさん
・ねずみたち
・おじいさんに話すねずみ
・おにぎり(物)
ここまで整理したら、誰にジェスチャーが必要なのかが分かります!
保育士試験の言語試験では、表情が一番大切です
保育士試験の言語表現では、身振り手振りよりもむしろ、表情が大切です。
だって、子どもたちは、大好きな先生が物語を話してくれる。ということが嬉しいんです。
ぶっちゃけ3歳児なので、それほど完璧に物語りの内容は理解しません。
子どもたちが嬉しいのは、先生がコロコロと表情を変えて、おむすびころりんすっとんとん!!とかを楽しく言うところです。
笑顔で。
子どもたちが楽しめるように、ゆっくり過ぎないテンポで。
お話をしてほしいです。
おむすびころりんの身振り・手振りポイントはココ!
ということで、おむすびころりんでの身振り手振りのポイントです。
まず前提として、子どもたちを見るようにお話することが大切。
語りは保育士ですからね。
台詞があるときは、
おじいさんの台詞のときには右を向く。
ねずみの台詞のときには左を向く。
と、登場人物で設定します。
※ちなみに私は声質は変えません。また別の記事で書きます。
ジェスチャーの例。
おーい!!おむすびやーい。のおじいさんの台詞で、顔に手を当てる。
おむすびころりんすっとんとん のところで軽く体を左右に揺らす。
これは、私の台本では、おじいさんが踊り出す設定があるので楽しさをアピールするためです。
おじいさんが穴に向かって「もう、おむすびはないんだ。」と言うところ。
ちょっと肩を落として、がっかりというアピール
こういう感じで、入れる余裕があるところには入れると良いと思います。
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語りの部分もガチガチの姿勢にならない。
語りの部分にはジェスチャーはないですが、ガチガチな感じで話す必要はないです。
試験会場には子どもたちが座っている想定でイスが置いてあるので、そのあたりを見渡して、
適度にふわふわとした感じの姿勢で(礼儀的な姿勢は必要だけど)、進めてほしいと思います。