スチューデントアパシーとは学生が無気力でやる気がないことを指します。簡単に説明するよ。
スチューデントアパシーとは、アパシーが無気力という意味を持つことから、学生の意欲減退症候群という意味になります。つまり、学生時代を中心に「あれがしたい!!」と思うような気力が沸かず、無気力、無意欲な日々を送る精神状態になっていることです。今回の記事で簡単に説明します。
スチューデントアパシーとは学生が無気力でやる気がないことを指します。簡単に説明するよ。
スチューデントアパシーの意味を今回は簡単に説明します。
スチューデントアパシーはこの名前をそのまま英語で理解すれば、どういう状態かが分かりますよ。
スチューデント 学生
アパシー 無気力
よって、学生が無気力である状態を指します。
学生が、学校に通ったり日々を過ごしているものの、
その行動にとくに意味を見出していなかったり、自分が「したい」と思ってできることが無かったり、
ただただ自分が学校にいるけれど、気力が沸かなくて、勉強も集中できなくて、無意味な毎日を送っている状態をさします。
バイトや趣味は含まない場合がある。
ここで注意してほしいのですが、スチューデントアパシーはバイトや趣味のことはしっかり意欲的にする傾向もあり、あくまでも、すべてに対して無気力になる。という場合ばかりではないです。
ですので、自覚ししないままスチューデントアパシーになっている場合もあります。
後述しますが、私も大学1回生のときに同様の症状があったように思い出せました。
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スチューデントアパシーになる理由は自分の価値が分からないから。
スチューデントアパシーにはどうしてなるのでしょうか。
普通の学生ならば、誰でもなる可能性があるし、私自身、この状態の日々はあったように感じます。
大学生のとき、入学したときは「この勉強をしたい。」と思って入学していたのに、入ってみると、思っていたことと違って、勉強への意欲がわかなくなりました。
「私はどうして、この学校に入学したんだろう。」と感じました。
私の場合は、2回生の科目選択からこの状態を脱することができたのですが、ただただ授業の席に座っているだけで良いかな。って思ってしまうときが1回生のときにありました。
そして、周りの子にも多かったです。
自分がなんとなく描いていたものと実際が違ったときに、無気力になって、じぶんってどうすれば良いのかな。ということも考えなくなり、自分の価値を見失うのです。
人数は減っている? 私は増えていると思う。
スチューデントアパシーの人数は増えているのでしょうか。
これについては、近年の高校の選択授業や参加型授業の増加、大学の留学やインターンなどの機会の増加によって、減っているという見解も多いです。
が、私は増えているのではないか。と思います。
その理由は、私の母校の高校はそこそこの進学校でしたが、いまでも、
「大学に入学したけど、高校のときの勉強のほうがやりがいがあって面白かった。退学をしようか悩む。」という卒業生が何人も相談にやってくるからです。
退学を悩むほどに、大学に対して無気力感を感じています。
しかしながら、名門の大学なので退学することの社会的なリスクを恐れるのです。
自分の感情と、社会的な背景を考えて、自分はどうしたいのか、という自分の価値を見失いそうになる学生は増加しています。
解決は生涯学習の機会の啓発ではないか。
ここからは完全な私の主観になりますが、スチューデントアパシーの解決方法はどうすることが良いのでしょうか。
私は、生涯学習の機会充実と、社会人になってからの学習の啓発が良いのではないか。と思います。
理由として、先ほど、私の出身大学のOBの話をしましたが、そのような経験は人生を通して続きます。
「自分の思っていた企業の姿と、入社したら全然違っていた。」ということを大学で言っているようなものだ。と思います。
この感情が生まれる理由は、「自分は気力が沸かないけど、この生活をずっと続ける必要があるんだ。」という感情を持たざるを得ないことです。
逃げたくても、社会性や、ここまでの人生を否定する気がして、逃げられない。だけど、意欲はない。
それならば、生涯学習を日本でもっと当たり前のものにして、多様な選択肢を常に、すべての世代へ与えるのが良いと私は考えます。
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