オーウェンの性格形成学院と教育観、直感教授を解説
今回の記事では、ロバート・オーウェンの性格形成学院と、
彼の教育観の中枢である直感教授について解説します。
オーウェンが性格形成学院を作ったきっかけは、イギリスの産業革命??
イギリスは、1760年以降から産業革命がはじまります。
産業革命の内容は、機械性工業
まあ、ここは保育士試験には出ないんですが、機械でものが作れるようになると、
家で働くのではなく、工場で働く社会になるんです。
これが労働階級の誕生。
で、これがどうして、保育に関係するのか、というと、
当時、子どもは家で育てる時代。
しかし、工場で働くことによって、この子ども達を守るものが無かったんですね。
紡績業の工場長だったオーウェンは、
産業革命の弊害がこどもに向いていることを察して、こどもを預かる学校を作ります。
性格形成学院は3部制だった。子どものうちから教育を行うことの重要性
性格形成学院は、3部制の学校でした。
そして、このうちの1部で、1歳から6歳の幼児を対象に、幼児教育を行っています。
オーウェンは、なぜ、このように小さい子ども達にも教育を与えたのか。
これは、オーウェンの考えの中に、
教育はより小さいときに学習することが、最も効果を発揮する
というこのがあったからに他なりません。
ペスタロッチ―の思想でもある、直感教授を重んじた。
オーウェンの教育観は、ペスタロッチ―の直感教授の影響を受けていました。
直感教授とは何か?というと、
本や先生の言葉とかで文章で勉強するよりも、
実際に、見て、触れて、やってみて、具体的に学習する方法のことを指します。
この直感教授は、ルソーの自然主義から派生し、ペスタロッチ―が体制しています。