シュタイナー教育と自由ヴァルドルフ学校を簡単に説明。知識と経験を一致させ人間の能力を上げる
ルドルフ・シュタイナーのヴァルドルフ教育について、この記事でわかりやすく簡単に説明します。
子ども達の自由な意思と興味を尊重して、こどもたちの経験にそった地点から教育を始めることにより、知識と経験は一致し、これが人間としての能力の向上につながる。とシュタイナーは考えました。
- シュタイナー教育と自由ヴァルドルフ学校を簡単に説明
- 自由ヴァルドルフ学校で国の教育カリキュラムを受けない学校をつくり、本当にこどもたちの自由意思を尊重した
- シュタイナーの教育は、知識の詰め込みではなく、知識と経験の一致による「人生に立ち向かう力をつくること」
- 教育のカリキュラムにとらわれない教育の形。フリースクールの見本として。
- シュタイナーのヴァルドルフ教育のポイントをわかりやすくまとめます。
シュタイナー教育と自由ヴァルドルフ学校を簡単に説明
シュタイナーの教育思想は、子ども達の自由と自立性を尊重した教育である。ということです。
カリキュラムで固められた教育ではなく、シュタイナーが実践する教育では、(ヴァルドルフ教育という)
子ども達の自由な意思と、こどもたちの自己決定によって、教育がすすめられます。
で、この教育方法を実践するために、シュタイナーが設立したのが、自由ヴァルドルフ学校です。
自由ヴァルドルフ学校で国の教育カリキュラムを受けない学校をつくり、本当にこどもたちの自由意思を尊重した
シュタイナーが1919年のドイツにシュツットガルトに設立した自由ヴァルドルフ学園では、労働者の子ども達等が入る学園として機能しながら、
子ども達の自由と、自由な意思を尊重した教育の在り方が重要として、シュタイナーは自由ヴァルドルフ学校の理念としました。
で、シュタイナーが作った学校。子ども達の自由を尊重する教育を行うために、国家のカリキュラムをつかう公立学校としての立場をとっていません。(公立学校じゃないし。)
公立学校ではなかったので、シュタイナーはこどもたちの自由意思を尊重した自由な教育の在り方をじっくりと主張することができたんですね。
シュタイナーの自由ヴァルドルフ学校、ドイツの公立の学校ではないっていう立場を利用して(言葉悪いですが。)、当時としては、完全に独自的な教育をしていました。
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シュタイナーの教育は、知識の詰め込みではなく、知識と経験の一致による「人生に立ち向かう力をつくること」
シュタイナーが、自由ヴァルドルフ学校で実践した教育は、教師が生徒に一斉授業形式で教える。という形式ではなく、
こどもたちに、生活をする上でや、環境を観察させることで、発見や興味関心を促し、
そこで、経験を持った上で、経験に一致する知識を身に付けることでした。
自身の感覚で感じた主体的な経験から、知識を学び、知識と経験を一致させることによって、身を持って感じた知識が、人間の能力を上げる知識となり、
人生に立ち向かう力を養うことの出来る、教育の形である。と唱えたのです。
教育のカリキュラムにとらわれない教育の形。フリースクールの見本として。
このシュタイナーの国家の教育カリキュラムにとらわれない教育の形は、こどもたちの自由な意思に沿う教育を徹底するため。という教育の方法は、
1970年代以降の欧米、また1990年代以降の日本において、フリースクールの見本として、理解されるようになりました。
フリースクールでは、一般の教育カリキュラムを前提とせず、独自に子どもの興味・思考を第一とした教育が実践されるため、通常の学校になじめない子ども達に新しい教育を与える機会にもなっています。
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シュタイナーのヴァルドルフ教育のポイントをわかりやすくまとめます。
今回のルドルフ・シュタイナーの教育思想について、最後に簡単にまとめます。
いつ・どこで・何のために・何した?コーナー |
いつ → 1861~1925
どこで → オーストリアとドイツ(学校はドイツに、のちにスイスに建てた)
なんのために → 子ども達の生きる力を育てる経験に基づいた知識を付けるため
なにをした → 子ども達の自由な意思、興味関心に基づいたこの経験への知識を与えることで、知識と経験は一致し、こどもたちに人間としての能力を作る教育を実践した。
シュタイナーって、名前もイケメンですけど、写真でみても、かなり上級のメガネ男子です。★
今回のシュタイナーは、保育士試験では教育原理、保育原理で出題の可能性があります。